ドイツ発オンラインフランス菓子教室Broche Café

*南ドイツはバイエルン州都ミュンヘンより*カフェ*レストラン*美味しいもの*子育て*旅*暮らし便り

創業131年老舗コンディトライのクラプフェン

もうすぐFasching!
前回もFaschingについてふれましたが
またまたKrapfenです

え!もう飽きた?笑

Faschingはキリスト教徒の国で
2月にある(毎年移動日)お祭り
そう聞き慣れた言葉はカーニバル
カルナヴァル、謝肉祭

有名なのは
ヴェニツィアの仮面をつけたカーニバル
リオのサンバカルナヴァル

ここバイエルンでは
Fasching (ファッシング)と呼び
やはり仮装して騒いで楽しむ習わしは一緒

諸説ありますが
カーニバルの語源は
ラテン語の“carne vale“(=肉よ、さらば!)
が有力らしいですね

4月のイースター
キリスト復活祭前40日間は
その昔断食節であり
今も敬虔なクリスチャンは
お肉やお酒を断つという習慣があります

その「肉よ、さらば!」の前に
しっかり騒いでたっぷり栄養摂り
備えようと…こぞって食べるのを
推奨されたのがこのKrapfen (クラプフェン)

発酵生地に杏や木苺ジャムをいれ
ぷっくり揚げたまさにドーナツ

特に灰の水曜日と呼ばれる日に
最高潮に皆さま召し上がる

そう同じくフランスにも
最終日Mardi Grasマルディ・グラがあり
カーニバルのお菓子として
ベニエやぺ・ドゥ・ノンヌ(尼のおなら)
なんてのもあるのですよー

スウェーデンではセムラが有名ですね!
日本ならこの時期IKEAで食べられるかな?

どれにしても油で揚げた発酵生地
高カロリー菓子!

そんなクラプフェン
今時期街中では
どこのパン屋さんお菓子屋さんに
ずらーっと並びます

昨日所用があり近くまで行ったので
前から行ってみたかったGoetheplatzへ
なかなか行くことがない場所ですが
この辺り気になるお店がたくさん!

朝早い用事だったので
終わってから朝食も兼ねて立ち寄ったのは
1887年創業の老舗コンディトライ

あらら老舗にしては珍しく
Pancakesというメニューでホットケーキが!

最近ミュンヘンもパンケーキブーム
微妙に来ていまして
ほかにもオススメはあるので
またご紹介したいと思います

もちっとふわっと美味しくいただきました
…が1番下の一部が柔らかすぎる⁈と
思ったら焼けてなかった!!笑

ケーキもひとつお味見!
これはドイツケーキの代表選手
Bienenstich (蜂の一刺し)
うっ!痛そうな名前!でしょ?笑

これがとても美味しいお菓子なので
大体コンディトライではトライしちゃう

上下発酵生地で中はこれでもかって
クリームたっぷり!
こちらのはシャンティとクレームレジェール
の二層ですごーく美味しかった

お土産にクラプフェンをお持ち帰り
これがふわっふわでクリームたっぷり
やはり老舗コンディトライのクラプフェンは
違いますね〜〜

こちらはミュンヘン市内でたくさん支店が
ある大手パン屋さんのクラプフェン
毎年新作が出るのも楽しみのひとつ

今年は右下の
Marillen Knödel Krapfen
のようですが杏ジャムにシュトロイゼルが
のっていてボリュームたっぷり!

ミュンヘンの観光名所
Marienplatzにあります
私はいつもS/Uバーンの構内で買いますが
パン屋さんでは珍しくステキ箱に
入れてくれますよーぜひ!

【お店情報】
Café Konditorei Kustermann
Lindwurmstraße 36 80337 München
7:30-18:00 無休